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うつ病について

 
うつ病とは”うつ状態”が2週間以上続いている場合を指します。 では、"うつ状態"とは何かというと、落ち込んで無気力になってしまった状態です。

うつ病では脳内物質「セロトニン」と「ノルアドレナリン」が健常者に比べて少ないという研究結果が出ており、一般に言う坑うつ剤はそれらの物質を増やす作用があります。

・うつ病のサイン
 身体的:だるい。つかれやすい。不眠、過眠。
 精神的:気力が低下する。集中力が低下する。
     感情が希薄になる。
     趣味に対しても興味がなくなる。

しかし、人によっては自律神経失調症も併発していて、上記に加えて
 下痢、頭痛、吐き気、めまい
などの症状が現れます。

よって、肉体的な病気かな?と思って内科に行く人も多いようですが、そこで異常がないと判断されたら
精神科に行きましょう。


・うつになると生活にどんな支障をきたす?
 1. 不安で押しつぶされそうになる(これが最も辛い)
 2. 思考がネガティブになる
 3. 動けなくなる
 4. 家から出られなくなる
 5. 判断力が落ちる
 6. 自殺願望が発生する

 

 うつの苦しみについて(「うつ」を治す より)

 私がうつの苦しみを的確に示していると思う一文を紹介します。

「うつ病と闘ったある少女の物語」(原題『ザ・ビースト』)
 彼女は16歳でうつ病にはじめてかかったとき獣に襲われたようなすごく怖い体験をしたため、原題が『ザ・ビースト』になっています。
 その本でこの以下のように書かれています

 もし、自分がこうだったらと想像してみて。
 自分の認識がゆがんでいくんだけど、
 いつそうなるか予測がつかないの。
 おまけに、どの認識がおかしくて、
 どれが現実なのか区別もつかない。
 押し寄せてくる気分に抵抗することもできず、
 何かを説明するにもゆがみきった。
 最悪の新式のほかに頼るものがない。
 そんな状態で毎日を過ごさなくてはならないの。

「うつ」を治す (PHP新書)

うつ病と闘ったある少女の物語

認知療法―精神療法の新しい発展 (認知療法シリーズ)

うつ病―正しい治療がわかる本 (EBMシリーズ)

 

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うつ病

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