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不安時の対処(体験談)について

 
・うつ病の苦しみ(経験談になりますが…)

 うつで一番苦しいのはなんでしょうか?
 人それぞれ異なるかと思いますが、多くの人は"不安なことばかり考えてしまう"ことではないでしょうか?

 しかも、健常者にとっては最も理解しがたい苦しみだと思います。
 うつ病にかかっている人は基本的に何を考えても、ネガティブに物事をとらえてしまいます。
 その上、うつ状態の人間はその思考を止めることができないのも特徴の一つです。

 つまり、何を考えても不安になる日々が続きます。しかも、その状態では一生この状態が続くと考えます。
 もちろん、夜は簡単に寝ることなんてできません。不安な思考を続けて、朝が来る頃に疲れ果てて眠り。
 起きたらまた不安な思考を繰り返すのです。はっきり言って生き地獄です。
 健常者は不安になるようなことを考えても、"まぁ、これ以上考えてもしょうがない"と、思考を停止することができます。
 しかし、うつ状態ではそれが不可能なのです。
 そして、将来や明日に希望を見出せなくなり、最終的に自殺願望にたどり着きます。

 厄介なのは健常者は基本的に、負の思考で苦しんで布団で動けなくなっているうつ状態の人を見ても、
 なかなかそこまでは想像できないでしょう。


 

 では、どう対策したらいいのでしょう?

すいませんが分かりません。
 4人ほどカウンセラーに対策方法を聞いてみましたが、有用な解答は得られませんでした。

私の経験では、以下の6つが効果的でした。
1.親友とバカな話をする(電話などで) Skypeなどを使うとお得です。
2.好きな音楽を聴く
3.泣く(ストレスを軽減するホルモンが分泌されます)
4.酒を飲んで思考を鈍らせる(本当はお酒は駄目だけど)
5.絵を描く。自分の心象風景を書いたり、お気に入りの漫画や絵画を模写したりします。(心象風景ならば、自分の気分が絵の形で確認できます。)
6.日記などを書く。 日記を書けば自分の気持ちを整理することができます。

 

 しかし、本当にうつ状態がひどい場合は、まったくといっていいほど体を動かすこともできません。
 好きな音楽を聴いても、何も感じることができません。
 目に映るものは映画をスクリーンを見ているように感じ、現実味を感じることができません。
 まさに生きる屍です。
 このような状態では、精神安定剤を飲んでただ耐えるしかありません
 

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