うつと薬と治療と自殺TOP > 治療 > 病院選び

病院選びについて

 
 ほぼ独断ですが、理想的な病院の条件を挙げます。 1. 医師が多い
 主治医との相性が悪かった場合、代わりの医師にバトンタッチできます。
 心の病気なので、なんでも話せる医師がよりよいですよね。
また、同じ病院でも医師によって治療方針が異なる場合があります。


2. カウンセラーがいる
 基本的に医者は薬をだすだけです(セレトニンを増やそうとするだけ)。
 でも、うつになった人は基本的に心理的な悩みを持っている場合が多くあります。
 ただ、カウンセラーと話すことだけでも気持ちが軽くなりますし、悩みに対して客観的なアドバイスをもらうことができます。
 ネガティブ思考になっているうつの人をに、より良い考え方などを指摘してもらえます。
 医師よりもカウンセラーは合う・合わないがはっきりでやすいので、合わないカウンセラーはチェンジしてもらいましょう。


3. 作業療法士がいる
 作業療法(その人に合った作業をすることで、活力を取り戻そうと言う療法)を受けられます。
 一概になにをするとはいえませんが、知っている限りではストレッチ・簡単な筋トレ(うつの人は体がなまりやすいので)、創作活動(脳の活性化)などを治療と平行して行います。


4. デイケアがある
 社会復帰に向けて、一定時間家を出てメンバーと共同作業するサービです。
 うつで長期引きこもりがちになると、コミュニケーション能力などが低下し、生活リズムも狂いやすいので、ある程度回復した段階で利用するのが望ましいでしょう。

5. 一般外来もできる
 心療内科は完全予約制の場所も多くあります。それは、患者を待たせないようにする配慮なんでしょう。
 しかし、特にうつ状態がひどい場合で待ったなしの状態になることもあります。
 気休めでも良いから、"安定剤がほしい"、"睡眠薬を強くしてほしい"と、いう状態になることがあります。
 完全予約制の病院では、このような場合は対応できません。


6. 設備が整っている
 基本的にうつは投薬療法で治りますが、電気パルス波で脳を刺激するなどの治療方法もあります。
 その場合特殊な機器が必要となります。


オリコンランキングでは下記のようになっています。ちょっとふるいデータですが(2003年)。 関東地区精神病院オリコンチャート

 


<どういうとき入院したほうがいいの?>

 自傷行為に走る場合や、自殺願望が強い方は入院をお勧めします。
 本当に入院が必要ならば、医師の方から入院を強く勧められます。

メリット
 うつ症状の経過を細かく見てもらえる
 病院によっては作業療法などの治療法をしてもらえる

デメリット
 他の精神病患者を見ることで、精神的な悪影響になる可能性がある(聞いた話ですが、異様な世界だそうです)
 外出に制限ができる
 お金がかかる
 病院によっては飯がおいしくない(ただでさえうつ状態では食欲が減退するのに、おいしくない食事は辛い)

参照サイト
 

治療記事一覧

病院選び

ほぼ独断ですが、理想的な病院の条件を挙げます。1. 医師が多い 主治医との相性が悪かった場合、代わりの医師にバトンタッチできます。 心の病気なので、なんでも話せる...

投薬療法のスケジュール

軽度・中度うつ病の薬物療法の治療計画(比較的一般的に書いていますが、医師によって治療方法が大きく異なります)<< Step 1 問診・治療開始 2〜4週間 >>・うつ病...

うつの治療法

初診では患者の話から、どのような精神病であるか、病気の重度を判断します。 ・投薬療法 最も一般的な療法です。つまり、坑うつ剤を出してもらう治療...

再発防止には?

うつは再発率の高い病気です。 1回目のうつ病で再発率50%、2回目で75%、3回目で90%となっています。 再発防止には低容量の坑うつ剤を飲み続けることで抑えられる...