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後光効果について

 
 相手が医師というだけで、医療的に人格的にも優れていると思い込んでしまう効果。



 しかし、現実はそうでもなく、優秀な医者やヤブ医者がいます。

 また、精神科医との相性の問題もあるため、一人の医者を盲信することは危険だと思います。






 


下記に今までの主治医の例を書き出して起きます。

・その1

 薬を持参させて余った薬を必ずチェックする。医師が言うには薬を余らせるのは医療費の無駄遣いになるとのこと。

 正論ですが、薬の過剰摂取(オーバードーズ)のリスクを減らそうという意図もあると思われます。

 精神科で処方される薬なんて、数万の単位で飲まないと死なないことぐらい知っていたので、間違ってもそんなことはしないんですけどね。

 ちなみに、当医師に自律神経失調症と診断されました。



・その2

 自助努力をしろ!と行ってきた医師。確かに、ある程度回復してきたら患者の自助努力も必要かと思います(身の回りのことを負担にならない程度で行う。軽い運動など)。

 しかし、当時はそれが無理な状況であったため、私はひどく落胆してしまいました。



・その3

 話を早く切り上げたい医師。まぁ、忙しいのでしょうが、自分で何か言わないと、ただひたすらに同じ薬を出す続ける。

 ルボックスからジェイゾロフト抗うつ剤を変更したいと言ったら「私もそうしようと思っていたところですよ」と、言ったのには呆れてしまいました。



・その4

 患者に判断をゆだねる医師。過眠症の時、覚醒作用がある薬を処方してくださいと言ったら、なんという薬ですか?

 と、聞き返されてしまった。仕方なくインターネットで調べたところベタナミンという薬が該当したので、その薬の名前を言って初めて処方されました。

逆に、自分からこの薬が欲しいと言えばだいたい処方してくれます。でも、それでいいのか?と疑問です。



・その5

 うそをつく医師。彼女(うつ病)の主治医です。彼女とは婚約関係なので、一度相手の医師に会ったことがありました。

 その際初めて、彼女のうつは治らないとさじを投げていることをはじめて告げられました。

 それまで、本人や家族には根気よくやれば、必ず治りますと、言い続けていました。さすがに、このことは彼女には言っていませんが、医者を変えたほうがいいんじゃない?と言っています。
 

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