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心の健康を保つ"3つのC"について

 
参考図書「うつ」を治すでは、心の健康を保つためには"3つのC"が大切と書かれています。

 私も、坑うつ剤などのよる治療はただの対処療法であり、根治させるためには少なくても認知を正常な状態に持っていくことが必要だと考えています。

 なぜならば、家で療養していてうつ状態から回復しても、またうつになった環境に戻ってしまうのではうつが再発する可能性が高いと考えるからだ。

 上記が、"3つのC"を支持する理由です。


・認知(Cognition)

 物事の受け取り方を変えることによって、ただひとつの考え方にとらわれないようにしよう、というのが目的です。

 人は精神的に追い詰められると、過去に上手くいった考え方にとらわれてしまい、柔軟な発想ができなくなってしまいます。しかも、ネガティブな発想にとらわれやすくなってしまいます。

 よって、認知療法を活用することで客観的に自分を見るトレーニングができます。ある問題に対してもっと適切な認知の仕方があるのではないか?、と思考の柔軟性を得ることが大切とあります。




 


・コントロール感覚(Control)

 仕事などのさまざまな課題を自分でコントロールするのが目的です。

 自分が責任をもって仕事をしているという感覚がもてない方や、自分の処理能力を超える要求が会った場合失われやすくなります。

 つまり、分業化で成果が見えない仕事をしている人、仕事に追いかけられている人が、精神的疾患を多く持っているという調査に基づいています。

 対策としてはPDCAが提案されています。




 


・コミュニケーション(Communication)

 心身両面の健康に人間関係が重要な役割を果たしていることは良く知られています。

 特に相互依存な対人関係が重要視される日本では、適切なコミュニケーションが精神衛生的に重要になっています。

 残念ながら、明確な対処方法はありませんが、参考図書では以下が紹介してあります。

 1)自分をもっと認める

 2)他の人のことももっと認める

 3)問題点は何か具体的に考えてみる

 4)完璧な人間などいない

 5)意見の食い違いを恐れすぎない

 6)言いづらいこともしっかりと伝える

  等

「うつ」を治す (PHP新書)



 

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