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自傷行為とはなに?について

 
自傷行為の定義(アルマンド・ファヴァッザ)
「自殺の意図なしに、自分の体をわざと傷つけようとする行為」

・自傷行為の理由(ダスティ・ミラー)
 1. 緊張や不安を和らげるため
 2.抑うつ状態や虚無感からのがれるため
 3.ぼうっとして自分を見失っている状態からのがれるため
  何かを感じたくて、生きているということを確かめたくて
 4.これまでの虐待的なパターンの続きとして
 5.怒りや攻撃的な気持ちをやわらげるため
 6.強烈な苦痛を和らげるため
 7.身体の自己コントロールを取り戻すため

うつ状態に関係がある、1,2,3,7について議論したいと思います。

 


・うつのによる自傷行為の目的は?

a) ストレス過多になると、人はつらさを癒す方法を見つけると、それを何度も繰り返すようになります。
 自傷行為をする人によって、身体的な痛みのほうが精神的な痛みよりずっとましなので、自傷に走ってしまいます。
 また、精神的な痛みにどう対処した良いかわからないと、その痛みを大きくうまわらる身体的な痛みを求めることがあります。
 つまり、見えないつらい精神的な痛みより、肉体的に傷をつける身体的な痛みのほうが扱いやすいのです。

b) 人を遠ざける方法として
 他人を遠ざけるために自傷行為する人もいます。
 ただ、他人と付き合いたくないわけでありません。親しくなると「別れ」が付きまといます。
 そして「別れ」が、人に拒絶されることと勘違をして恐れます。
 一方、自傷行為を知らせるのは他人に受け止めて欲しいと思っている側面もあります。
 自傷する人は助けを求めて叫んでいるのです。

c) 安堵感を得るため
 体を傷つけるとエンドロフィンという自然の心痛剤が体から分泌されます。
 エンドロフィンがでると気分が良くなり、ほっとして安堵したりします。
 この安堵が悪循環となり、自傷行為が儀式化する。


 


<当事者と援助者の関係>

 自傷行為をする人は助けてを求めているのだ、と思って助けようとする人がいます。
 しかし、自傷行為している人は、やめたくないし、やめることができないと思っているのです。
 一方、誰かが反応してくれることで、ほっとします。

 でも、あまりうるさく言われたりすると双方がうんざりしてしまい。
 お互いの関係を壊してします。

 やはり、専門医の助けが必要となります。

なぜ自分を傷つけるの?―リストカット症候群 (10代のセルフケア)



 

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